身体に酷いむくみがあってリンパ浮腫を疑っていませんか。
そんな時は病院やクリニックを訪れてドクターにしっかりと診察してもらう必要があります。
もしも、どの診療科目を利用すればよいか分からないのならば、専門の外科があるところを選びましょう。
リンパ浮腫外来という名前の診療科目を設置している医療施設で診てもらえば、より本格的な治療を受けられます。
「もしかするとリンパ浮腫かもしれない」と悩んでいる方は早めに診断してもらいましょう。
専門外来を設置しているところは多くはない
リンパ浮腫治療を行っている病院やクリニックはそこら中にたくさんありますが、専門の外来を設置しているところは少ないです。
医療施設が運営する公式ホームページをみると、対応症状としてリンパ浮腫の名前を載せている場合がありますが、そちらは治療を行っていても専門ではないので診察を受ける場合は気をつけなければいけません。
より専門的な治療を受けたいと考えるのなら、リンパ浮腫外来が確実に設置されているのを確認してから医療施設を訪れましょう。
ただし、専門の外来ではなかったとしてもリンパ浮腫治療を得意とするドクターがいる可能性もあるため、評判を調べてみることをおすすめします。
リンパ浮腫治療の評判がよければ、ネット上にある口コミやレビューでドクターの腕前が絶賛されているケースが多いです。
なお、リンパ浮腫外来を利用するのなら手術を行っているかチェックしたほうがよいでしょう。
専門とするところならほぼ間違いなく対応しているでしょうが、確認をしておかなければ後々面倒になる可能性があります。
もしも対応していなければ、手術が必要になったときに別の病院に転院する必要があるからです。
もちろん、検査のやり直しなどが発生するケースがあるので最初から手術に対応するところに通ったほうがよいです。
対応している医療施設なら、公式ホームページに手術に関することもしっかりと記載されているので探してみましょう。
診察に予約が必要かチェックすること
医療施設のリンパ浮腫外来で診てもらいたいのなら、まずは予約が必要かチェックしましょう。
医療施設の公式ホームページに診察の受け方が記載されているので、そちらに目を通せば予約が必要かどうかハッキリとします。
そして、予約が必要ならすぐに電話をかけて、診てもらえる日時を確認したほうがよいでしょう。
専門に特化した外来は人気が高いことが多く、しばらく先まで予約が一杯の可能性があるからです。
従って、早くリンパ浮腫を診てもらいたいのなら、とりあえずでも電話をして予約が取れるか確認しましょう。
なお、医療施設に持っていくものはリンパ浮腫だからといって特別なものを用意する必要はありません。
お金と保険証を持っていけば、まったく問題なく診察を受けられます。
ただ、別の病気などで飲んでいる薬があるのなら、組み合わせの問題があるためお薬手帳を持っていくとよいでしょう。
もしも持っていないのなら、薬の名前をメモしていくことをおすすめします。
問診票に飲んでいる薬の項目があるので、正しい名称を間違えずに書き込むようにしましょう。
ちなみに、すでに治療を行っていて、より専門的なリンパ浮腫外来で診てほしい場合は、現在通っている医療施設のドクターからの紹介状が必要になるケースがあります。
ドクターに頼めば書いてもらえるので、事情を話して転院手続きを行いましょう。
紹介状にはこれまでの治療の経緯などが記載されているため、これからのリンパ浮腫治療にばっちりと役立ててもらえます。
受付の方にコンタクトを取ろう
予約の日に医療施設を訪れたのなら、初めにやるべきなのは、受け付けの方に話しかけることです。
これからの流れを詳しく教えてくれるので、その通りに動けばきちんと診察を受けられるでしょう。
ちなみに、ほとんどの場合は診察を受ける前に、問診票への症状の記載が必要になります。
症状が起きている箇所や始まった時期など、いろいろなことを書かなければいけないので、自身の病状をしっかりと把握しておきましょう。
また、過去に患ったことがある病気についても、詳しく記載する必要があります。
それがリンパ浮腫の原因になっている可能性もあるので、すべてを忘れずに書き込むことが大切です。
なお、診察室に入って、ドクターに診てもらったあとに、さまざまな検査を受ける必要があるかもしれません。
その検査の方法や場所など、看護師が教えてくれるはずなので迷うことはないです。
すべての検査が終わったら、再びドクターの診察を受けることになり、そこで自身のリンパ浮腫についてしっかりと説明してもらえます。
リンパ浮腫の治療を専門外来で受けたい方が気をつけるべきなのは、予約が必要かどうか確認することだけです。
それ以外は、普通の医療施設で治療を受ける場合とほとんど違わないので、困る事態にはならないでしょう。
リンパ浮腫外来が設置してある医療施設を探すのは大変かもしれませんが、病気と長い付き合いになるのを考えるのなら、より専門的な知識を持つドクターに診てもらったほうがよいです。